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経営資源といわれる「ヒト」・「モノ」・「カネ」・「情報」のうち、「ヒト」に関するあらゆるお手伝いをさせていただいています。
数年前までは、社会保険・労働保険の手続きを中心に活動されている社会保険労務士の方が多かったのですが、ここ数年、やはり人の問題というのが企業でクローズアップされてきていることから、最近は就業規則・人事制度や評価制度作成のお手伝いをすることが多くなっています。
また最近では会社と従業員の方とのトラブルが非常に多くなっていますので、トラブルの際の仲介をし、間に入って労使関係を円滑になるようサポートをしています。
はい、そうですね。今本当にそういうトラブルが増えているんです。私は、インターネットの普及が労使間の関係を大きく変えてしまったというのを痛感しています。
今までは、会社側がいろいろな情報を持ち一方的にやってきた部分がありますが、今は普通の従業員の方でもインターネットを見ればいくらでも情報が得られる時代になったので、法律を盾にした権利を主張される方が非常に多くなってきているんですね。
つい先日もある経営者の方からトラブルのご相談を受け、会社に訪問してきました。まずは、経営者の方とお話をして条件的に明確にできる部分を決定した後、従業員の方のお話をよく聞き、第三者として、専門家の立場で双方の関係がうまく運ぶようお話をさせていただきました。
今ニーズが高まっているのは就業規則なんです。これは、先ほどもお話した従業員の方とのトラブルが増えている事が背景にあります。ですから、これから2・3年はこの就業規則を中心に進めていきたいと思っています。
簡単に言いますと、「会社のルール」です。
このような感じに、その会社で働く方の労働条件や就業上の規律を記載したものです。
従業員の方に対して働く上でのルールを明確にし安心して働くことができる職場をつくるためにも不可欠なものです。逆に経営者側は、労使トラブルから会社を守ってくれるものです。
就業規則がきちんとされていないがために、一つのトラブルが裁判にまで発展してしまうケースもあるんですよ。
確かに、これを見ても従業員の方はなかなか馴染めないし、法律用語で書かれているので見にくいですよね。
活用されてこそのルール。ですから、弊社ではこの就業規則とは別に従業員の方のための「就業規則ハンドブック」を作成し、お渡しするサービスを提供しています。
いいえ。
その会社ごと、完全オリジナルでお作りしています。
経営者の方と作成した「就業規則」をもとに、従業員の方が会社をより理解し、安心して快適に働いていただけることを目的に、弊社スタッフの西尾と一緒に会社毎一つ一つ考えてお作りしています。
ありがとうございます。
特に女性だから、男性だからということはないと思いますが、確かに女性のきめ細かい視点は経営者の方に喜んでいただいています。
ま たあくまでも私の主観ですが、コミュニケーションという部分で言いますと、先程お話したトラブル仲介の場合、経営者と従業員の方との間に入るとき、同じ意 見・アドバイスを言うのも男性が言うと厳しく聞こえる言葉も、女性が言えば柔らかく聞こえるという利点もあるのかもしれませんね。